Palmユーザとして語らずには眠られない、CLIE PEG-TH55

いやぁ〜、きましたねぇ。CLIE PEG-TH55
全てが「CLIE」になっちまいました。(笑)

これはもう良い意味でも悪い意味でも「Palm」ではないですねぇ。CLIEは今までもハード面からもソフト面からもたくさんトライアルな取り組みをしてきましたが、PalmOSの4大基本アプリである予定表、アドレス、ToDo、メモ帳を根本的にはいじっていなかったように思います。(技術的にはわかりませんが)
しかし、今回のTH55では「CLIEオーガナイザー」という名の新しいPIMアプリと「デクマ」を搭載し、Palmの4大アプリやGraffitiの存在をさらに薄くさせてしまいました。

palmOneの製品と比較すると、ある意味日本的に仕上がったとも思えます。「CLIEオーガナイザー」は日本のシステム手帳やプリクラ手帳をヒントにしていると思えますし、「デクマ」の本格的な採用は、アルファベットを基本とする欧米に比べると2バイト文字の日本ではGraffitiよりは手書き認識(文字)というアプローチの方が一般的に受け入れられやすいという判断をしたような気がします。

うまく例えられませんが、MacOS XUNIXベースであるように、リナザウLinuxベースであるように、TH55PalmOSベースのCLIEという形態に進化しようとしているのではないでしょうか。
古くからのユーザやデベロッパーの方は、PalmOSをベースにいろんなPalmwareを追加したり開発することでより便利に、またその行為そのものを楽しんできたように思いますが、TH55は現時点で考えられるかなりのものを標準で最初から搭載してきました。
初めてCLIEという製品をPDAとして使い始めるユーザにとっては、これだけのソフトの充実はある意味喜ばしいことだと思います。手帳にデジタルデータを詰めて持ち運びたい、紙とペンに近いオペレーションがしたい、という基本的なユーザにはとってはとても魅力的な製品になったのではないでしょうか。国内のPDA市場そのものが縮小傾向なので、売れるかどうかはわかりませんが。

なんかだらだらとなってしまいましたが、今回は買・・・(ゴニョゴニョ)。9割5分は自信があります。
惜しむらくは、ワイドハイレゾ+バーチャルGraffitiという待望の「最強のビューア+ペンオペレーション」(当社比)というスタイルを選択したのに「なぜ、スタイラスが”伸縮つまようじ”なんだぁ〜っ!」と叫びたくなってしまうところです。:-)

クリクラさんがTH55に関するリンクを集めておられますので、情報収集はこちらから。(他力本願)

クリクラhttp://www.clieclub.jp/